
こんにちは!おんとらです。
今回は、筆者が子供の頃に夢中になって読んだ児童文庫を紹介させていただきます。
このシリーズで読書に目覚めたのです。
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江戸川乱歩の少年探偵シリーズについて
江戸川乱歩の少年探偵シリーズは、1936年から1962年にかけて発表された少年少女を対象とした推理小説のシリーズです。名探偵・明智小五郎と、彼を助ける少年探偵団の団長・小林少年を中心に、怪人二十面相をはじめとする様々な怪事件に挑む物語。
シリーズの特徴
- 子供にも読みやすい文章: 難しい言葉遣いや複雑な表現は避けられ、子供たちが物語の世界に入り込みやすいように工夫されています。
- ハラハラドキドキの展開: 怪人二十面相の巧妙な変装や大胆な犯行、それに対抗する少年探偵団の活躍など、読者を飽きさせないスリリングな展開が魅力です。
- 魅力的なキャラクター: 正義感あふれる小林少年、頭脳明晰な明智小五郎、そして変幻自在の怪人二十面相といった、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。
- 推理要素: 子供向けでありながら、本格的な推理要素も含まれており、読者は小林少年たちと一緒に事件の謎を解き明かす楽しさを味わえます。
- 冒険活劇の要素: 探偵団のメンバーたちが様々な場所へ出かけ、危険な目に遭いながらも事件を解決していく冒険活劇の要素も楽しめます。
- シリーズを通しての繋がり: 主要な登場人物はシリーズを通して登場し、彼らの成長や関係性の変化も楽しめます。特に怪人二十面相は、宿敵でありながらどこか憎めない魅力を持つ悪役として、シリーズを通して重要な役割を果たします。
- 時代背景: 戦前から戦後にかけての日本の社会や風俗が描かれており、当時の子供たちの生活や流行を知ることもできます。
主要な登場人物
- 明智小五郎: 日本を代表する名探偵。冷静沈着な頭脳と、変装術や推理力で数々の難事件を解決します。普段は飄々としていますが、事件となると鋭い洞察力を発揮します。
- 小林芳雄(小林少年): 明智小五郎の弟子であり、少年探偵団の団長。正義感が強く、勇敢な少年で、様々な事件で重要な役割を果たします。初期の頃は小学生でしたが、シリーズが進むにつれて中学生へと成長していきます。車を運転します。なんでもありです。
- 怪人二十面相: 二十の顔を持つと言われる変装の達人。神出鬼没の大怪盗で、宝石や美術品を狙って様々な事件を起こします。人を殺すことを嫌い、知的な方法で明智や少年探偵団を翻弄します。
- 少年探偵団: 小林少年が団長を務める、正義感あふれる少年たちの集団。それぞれの得意分野を生かして、明智や小林少年を助け、事件解決に貢献します。
シリーズ作品一覧(発表順)
- 怪人二十面相
- 少年探偵団
- 妖奇博士
- 透明怪人
- 宇宙怪人
- 海底の魔術師
- 鉄塔王国の恐怖
- 怪奇四十面相
- 魔法人形
- 黄金豹
- 灰色の巨人
- 緑衣の鬼
- 地底の魔術王
- 青銅の魔人
- 鬼火人間
- 幽霊塔
- 塔上の奇術師
- 奇面城の秘密
- サーカスの怪人
- 黄金の虎
- 妖人ゴング
- 魔法博士
- 大金塊
- 秘密の超兵器
- 少年聯盟
- 空飛ぶ二十面相
シリーズの魅力
- 子供の頃のワクワク感を思い出させてくれる: 怪人二十面相の奇抜なトリックや、少年探偵団の秘密道具などに、子供の頃に夢中になった冒険物語の興奮が蘇ります。
- 推理小説としての面白さも十分: 子供向けとはいえ、事件の謎解きや犯人の正体当てなど、本格的な推理小説としても楽しめます。
- 世代を超えて楽しめる: 親子で一緒に読んだり、かつて子供だった大人が懐かしんだりと、世代を超えて愛されています。
- 様々なメディア展開: 小説だけでなく、アニメ、ドラマ、映画など、様々なメディアで展開されており、多角的に楽しむことができます。
江戸川乱歩の少年探偵シリーズは、子供たちの好奇心と想像力を刺激する、永遠の冒険物語です。ぜひ、この機会に手に取って、その魅力的な世界に触れてみてください。
あれ?46巻まであったはずなんだけども・・・
ポプラ社から刊行されていた**『少年探偵・江戸川乱歩全集』**は、全46巻で完結しています。
先に紹介したものは、
主に現在入手しやすいポプラ文庫クラシックの全26巻についてでした。
こちらは、長年親しまれてきた少年探偵シリーズの中から、特に人気の高い作品を選りすぐって再編集したものです。
全46巻の『少年探偵・江戸川乱歩全集』は、1964年から刊行が始まり、1990年代にかけて完結しました。ポプラ文庫クラシックには収録されていない作品も含まれており、より網羅的に少年探偵シリーズを楽しみたい方にとっては貴重なコレクションです。
全46巻の主な内容(一部)
- 怪人二十面相
- 少年探偵団
- 妖奇博士
- 透明怪人
- 宇宙怪人
- 海底の魔術師
- 鉄塔王国の恐怖
- 怪奇四十面相
- 魔法人形
- 黄金豹
- 灰色の巨人
- 緑衣の鬼
- 地底の魔術王
- 青銅の魔人
- 鬼火人間
- 幽霊塔
- 塔上の奇術師
- 奇面城の秘密
- サーカスの怪人
- 黄金の虎
- 妖人ゴング
- 魔法博士
- 大金塊
- 秘密の超兵器
- 少年聯盟
- 空飛ぶ二十面相
- (ポプラ文庫クラシック未収録作品例)
- 鉄人Q
- 仮面の恐怖王
- 電人M
- 二十面相の呪い
- 黄金の怪獣
- 悪魔人形
- まほうやしき
- ふしぎな足跡
- 怪人と少年探偵
- 宇宙船
- 妖精の秘密
- 怪盗と少年
- どくろ党
- 消えた巨人
- 白い羽根の謎
- 黒い魔女
- 恐怖の魔人王
- 地獄の道化師
- 影男
- 暗黒星
現在、全46巻のセットは古書市場で主に取引されており、状態や希少性によって価格が大きく異なります。もし見かける機会があれば、ぜひ手に取ってみてください。より深く江戸川乱歩の少年探偵シリーズの世界を堪能できるはずです。
今となっては処分してしまったことを大いに後悔していますよ・・・
一部は当時実家で飼っていたポメラニアンに食われてましたけど。
20冊ちょいはあったはず。
本当に取っておけば良かった。
総合電子書籍ストア【楽天Kobo】
所有していた作品一覧 思い出せるかな・・・
黄金仮面
地獄の道化師
怪人二十面相
妖怪博士
少年探偵団
青銅の魔人
透明人間
怪奇四十面相
地底の魔術王
電人М
奇面城の秘密
サーカスの怪人
鉄人Q
空飛ぶ二十面相
黄金豹
大金塊
魔人ゴング
魔術師
仮面の恐怖王
もう数冊はあったと思うのですがイマイチはっきりしないので。
これらの中から特にお気に入りだった作品を次でオススメいたしますね。
おんとらが選ぶ少年探偵シリーズで夢中になった作品3選
当時のお小遣いがひと月500円。
少年探偵シリーズが1冊500円。
お小遣いを貰ったらその足で近所の本屋へ。
毎月1冊買うのが本当に楽しみでした。
それ以外にお金を生み出せなかったおんとら少年は、
気に入った作品を何度も読み返す事になります。
読後数か月経っていれば、
たとえ知っている内容だとしてもそれなりに楽しめるものでした。
当時はね。
数年おきに「カリオストロの城」が放映され、
もう何度も見たよと思いつつも結局再びフル視聴してやはり面白いな、の心境です。
そんなお気に入りだった作品をいくつかご紹介。
少年の冒険心、好奇心をいたくくすぐりまくる事間違いなし!
透明怪人
文庫版
キンドル版
サーカスの怪人
文庫版
キンドル版
電人М
文庫版
キンドル版
まとめ
正直に申しますと。
成人された方が読むにはちょっとジュブナイル過ぎるかもしれません。
ですが昭和の世界観や社会の空気感をその作風と文体から存分に感じ取れるものと思います。
その時代を知るも知らずもノスタルジックな感傷に浸れるはずですよ。
中には現代にはそぐわない表現などもありましたが、
改訂版では修正されていることでしょう。
これは時代ですからご容赦いただきたい。
かの名作家“江戸川乱歩”の紡ぎだす世界にどっぷり肩まで浸かりませんか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
おんとらでした。

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