
こんにちは!おんとらです。
今回は人間味溢れるヒューマンドラマ系漫画を数作品、オススメさせてください。
いつものように至極私的なお気に入り漫画です。
では、どうぞ。
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ブラックジャック(1973~1983)
子供のお頃には「ホラーマンガ」としてジャンルわけされていた今作。
当時としてはリアルでグロテスクな手術描写があったから、という事でしょうか。
今の時代でならばそこまでさほど気持ちが悪いという事もなさそうです。
読んでいて思わず涙してしまった初めての漫画です。
どのエピソードだったかは忘れてしまいました。残念。
ただ、どのエピソードも違(たが)わない魅力に溢れたお話ばかりです。
『ブラック・ジャック』は、手塚治虫による医療漫画の金字塔です。天才的な腕を持つ無免許の外科医を主人公に、「生命の尊さ」や「医療とは何か」という普遍的なテーマを描き、連載開始から50年近く経った今もなお、世代を超えて愛され続けています。
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主人公は、ブラック・ジャックと名乗る謎の天才外科医。本名は間黒男(はざま くろお)。彼は、どんな難手術でも成功させる神業のようなメスさばきを持ちながらも、医師免許を持たない「もぐりの医者」です。
彼の元には、他の医者が見放した重症の患者たちが最後の望みをかけてやってきます。ブラック・ジャックは奇跡的な手術で彼らの命を救いますが、その代償として常に莫大な手術料を請求します。
顔に大きな傷跡があり、黒と白のツギハギの皮膚を持つ彼の過去は謎に包まれています。人里離れた診療所で、彼が作り出した助手のピノコと共に暮らしながら、法外な報酬と引き換えに、今日もどこかで命の奇跡を起こしています。
『ブラック・ジャック』の魅力
- 孤高の天才、ブラック・ジャックの圧倒的カリスマ 無免許で高額な報酬を要求するダークヒーローでありながら、その根底には命に対する深い愛情と哲学を持っています。時に冷徹に見えても、最終的には患者を救うために全力を尽くす姿、その人間的な魅力と葛藤が読者を惹きつけます。
- 「生命」をめぐる深遠なヒューマンドラマ 一話完結の物語の中で、医療の限界、安楽死、人間のエゴや愛情など、様々な「生と死」にまつわる重厚なテーマが描かれます。単なる勧善懲悪では終わらない、深く考えさせられるストーリーは、まさに手塚治虫の真骨頂です。
- 個性豊かな登場人物たち 「アッチョンブリケ!」が口癖の愛らしい助手・ピノコや、安楽死を専門としブラック・ジャックと度々対立するドクター・キリコなど、主人公を取り巻くキャラクターたちが物語に深みと彩りを加えています。
- 時代を超越する普遍的なメッセージ 本作で描かれる医療倫理の問題や、命の価値を問う物語は、時代が変わっても色褪せることがありません。なぜ人は生きるのか、幸福とは何か。漫画という枠を超え、人生の教科書とも言える作品です。
紙コミック
kindle版
ホットマン(1997~2000)
「ホットマン」は、きたがわ翔による漫画作品で、2度にわたってテレビドラマ化もされた人気作です。複雑な家庭環境の中で、熱い心を持つ主人公が家族の絆を育んでいく物語です。
総合電子書籍ストア【楽天Kobo】あらすじ
元不良で、現在は高校の美術教師を務める主人公・降矢円造(ふりや えんぞう)。彼の家には、自由奔放な母親が残していった、それぞれ父親の違う4人の弟妹、そして円造自身の娘である七海(ななみ)が一緒に暮らしています。
円造は、アトピー性皮膚炎を患う娘・七海のために、添加物を徹底的に排除した健康的な食事を作ることに情熱を燃やしています。彼はその熱すぎるほどの愛情で、複雑な事情を抱える弟妹たちの問題や、学校でのトラブルに真正面からぶつかっていきます。これは、一つの屋根の下で暮らす、少し変わった「家族」が本当の絆を築いていく物語です。
「ホットマン」の魅力
- 熱血主人公・円造のキャラクター 元不良ならではの破天荒さと、家族に向けられるまっすぐで熱い愛情が円造の最大の魅力です。「家族は俺が守る」という強い信念のもと、時に過剰なほどの情熱で行動する姿は、読んでいて非常にパワフルで爽快です。
- 複雑だけど強い「家族」の絆 血の繋がりが複雑な兄弟たちが、反発しあいながらも次第に心を通わせ、一つの「家族」になっていく過程が丁寧に描かれています。彼らが様々な困難を共に乗り越えていく姿には、笑いと涙が詰まっており、家族の温かさを感じさせてくれます。
- 「食」を通して描かれる愛情 娘のアトピーを治したい一心で、食事に異常なまでのこだわりを見せる円造。その姿は、単なる健康志向ではなく、不器用ながらも深い愛情表現として描かれています。彼が作るヘルシーな料理は、家族の心と体をつなぐ象徴的な存在です。
- 笑いと涙のヒューマンドラマ 個性的なキャラクターたちが繰り広げる日常のドタバタ劇はコメディとして楽しめる一方、それぞれが抱える悩みや葛藤にはシリアスなドラマがあり、読者をぐっと引き込みます。
kindle版
いいひと(1993~1998)
漫画家・高橋しんによる、サラリーマンを主人公としたヒューマンドラマ漫画です。1993年から1998年にかけて『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載され、単行本は全26巻。1997年にはテレビドラマ化もされるなど、今なお多くのファンに愛されている作品です。
あらすじ
物語の主人公は、北海道出身の青年・北野優二(きたの ゆうじ)。彼は「自分の周りの人が幸せであることが、自分の幸せ」と心から信じている、底抜けのお人好し、まさに「いいひと」です。
彼の夢は、子供の頃から憧れていたスポーツ用具メーカー「ライテックス」に入社すること。しかし、そのお人好しな性格が災い(?)し、就職活動中も困っている人を見過ごせず、面接に遅刻を繰り返してしまいます。それでも、その人柄が認められ、なんとかライテックスに入社を果たします。
総合電子書籍ストア【楽天Kobo】入社後も、優二の「いいひと」っぷりはとどまることを知りません。同期や上司、行く先々の部署で、普通なら厄介事と敬遠されるような問題にも真正面から向き合い、持ち前の純粋さと行動力で人々の心を動かし、いつしか周囲を巻き込んで大きな成功を収めていきます。
派閥争いや社内改革、ライバル企業との競争といったサラリーマン社会の厳しい現実に直面しながらも、優二は決してその信念を曲げません。彼の人を思いやる心が生み出す奇跡の数々が、冷え切った組織や人々の心を温かく溶かしていく、そんな物語です。また、北海道に残してきた恋人・桜妙子との遠距離恋愛の行方も、物語の重要な軸となっています。
作品の魅力
『いいひと。』が多くの読者を惹きつける魅力は、何と言ってもその心温まるストーリーと、主人公・北野優二の圧倒的なキャラクター性にあります。
1. 主人公・北野優二の圧倒的な「いいひと」っぷり
損得勘定を抜きにして、ただひたすらに人のために行動する優二の姿は、読者に爽やかな感動と元気を与えてくれます。彼の非常識とさえ思えるほどの優しさが、結果的に困難な状況を打破していくカタルシスは、この作品最大の魅力です。
2. 心が温かくなる読後感
本作は、読んだ後に心がじんわりと温かくなるエピソードに満ちています。仕事で疲れたり、人間関係に悩んだりした時に読むと、明日への活力がもらえるような、優しいメッセージが込められています。
3. 仕事や人生へのポジティブなヒント
「情けは人のためならず」ということわざを地で行く優二の生き方は、仕事や人生における大切なことを教えてくれます。彼の行動を通して、誠実さや思いやりが持つ力の大きさに気づかされるでしょう。
4. 魅力的な登場人物たち
主人公の優二だけでなく、彼を取り巻くキャラクターも非常に魅力的です。初めは優二を疎ましく思っていた人々が、彼の影響で少しずつ変わっていく様子も丁寧に描かれており、物語に深みを与えています。
ストレスの多い現代社会において、『いいひと。』が描く世界は、忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれるでしょう。心温まる物語を読みたい方、仕事や日々の生活に少し疲れてしまった方に、ぜひおすすめしたい一作です。
kindle版
まとめ
今回は3作品しか紹介できませんでした。
今後、思い出ししだい増やしていきます。
色々読んできたはずなのにいざ書き出すと記憶があいまい。
ストレスの掛かる人生でトゲトゲしてしまった心を丸くしてくれる、
そんな心温まる漫画も良いものです。
ブラックジャックはちょっと毛色が違ったかな・・・
総合電子書籍ストア【楽天Kobo】ここまでお読みいただきありがとうございました。
おんとらでした。


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